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集束型体外衝撃波

2024年11月、集束型体外衝撃波装置(BTL-6000フォーカス)を導入しました(新潟県内初)

リーフレット

本機器は国内最大出力の0.27mj/mm²まで設定可能で、表層から深部まで幅広い範囲(0~65mm)の治療ができます。

体外衝撃波とは

衝撃波とは音速よりも早く伝わる圧力波のことです。これまでは、腎臓の結石破砕術などの治療に利用されてきましたが、近年では整形外科領域や美容、スポーツ現場など多方面で使用されるようになりました。

特徴は身体に負担をかけず、慢性疼痛を緩和させることができることです(即時徐痛効果と組織修復効果)。

集束型体外衝撃波はエネルギーを1点に集中し照射します。ピンポイントの痛みに対して高い効果を発揮します。
皮膚の上から患部に照射することにより、治癒および組織再生を誘発します。関節、腱、筋肉すべての慢性痛に優れた効果が期待されます。

変形性膝関節症や上腕骨外側上顆炎などの慢性疼痛で他の治療が効かない、骨折がなかなか治りにくい、疲労骨折を早く治したい、手術を勧められたがしたくない、すぐにできない、といった場合に集束型体外衝撃波治療が有効です。

 

 

集束型体外衝撃波治療のメリット

1 短い施術時間
 体に負担のかからない短い治療時間で効果が実感できます。

2 持続的な痛みの緩和
 患部に衝撃波を当てるだけで、慢性的な痛みを軽減あるいは消失することができます。
 他の治療と比べても、費用対効果の高い選択肢だと考えております。

3 非侵襲的治療で安全性が高い
 メスや注射を使わずに、患部にアプローチすることができる治療です。

4 入院や手術といった負担がない
 数回の通院治療で高い鎮痛効果が得られ、治療を受けた日も歩いて帰宅できます。
 日常生活やスポーツも継続可能です。

 

集束型体外衝撃波治療のデメリット

1 照射中の痛み
 患部に照射すると痛みを感じます。我慢できる範囲の照射強度でできるだけ強く照射するとより有効性が高まります。
 スタッフが痛みを伺いながら出力を調整しますので、ご安心ください。

2 副作用(発赤・内出血・腫れ)を伴うことがある
 治療部位に紅斑や腫れ、血腫、点状出血等が一時的に出現することがありますが、いずれも数時間〜数日で軽快します。

3 全ての方に十分な治療効果が見込めるわけではない
 他の治療と同様、完全な徐痛や治癒を保証するものではありません。

3 自由診療のため、難治性足底腱膜炎以外の治療費は自己負担
 

適応となる疾患

難治性足底腱膜炎・足底腱膜炎


膝蓋腱炎


上腕骨外側上顆炎・上腕骨内側上顆炎


石灰沈着性腱板炎

 

その他

・アキレス腱炎(アキレス腱付着部炎)
・骨折後の偽関節、遷延治癒
・疲労骨折
・変形性膝関節症、母指CM関節症などの変形性関節症(大関節・小関節)
・へバーデン結節・ブシャール結節
・オスグッド病
・ラルセン病(Sinding-Larsen-Johansson病)
・シーバー病
・外脛骨障害
・肩関節周囲炎
・骨壊死の痛み
・骨髄浮腫
・踵骨棘
・脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
・離断性骨軟骨炎
・TFCC損傷(三角線維複合体損傷)
・腰椎分離症
・トリガーポイント
など

集束型体外衝撃波治療をおすすめの方

・なるべく短い時間で痛みを軽減したい方
・慢性的な痛みで日常生活がつらい方
・スポーツにより肘や膝などの痛みがある方
・手術をせずに痛みを軽減したい方

※妊娠中の方、治療部位にがんや悪性腫瘍がある方、血液障害や凝固異常のある方(抗凝固剤内服中の方も含む)、心臓疾患や高血圧の方、患部に感染症や皮膚疾患のある方、患部が手術後の方は、当治療を受けられません。

 

集束型体外衝撃波治療の効果

・痛みの軽減(痛みが慢性化し病的に増殖した神経の自由神経終末を破壊)
 この神経はいわゆるモヤモヤ血管と共に増殖するモヤモヤ神経です。
・組織修復(骨折治癒の促進・腱損傷の修復および再生)
 血管新生を促進する成長因子を増産させ、血流を改善させて組織再生を促進します。
・炎症を軽減(抗炎症作用)
・石灰化の除去
・筋肉の硬直を緩和

 

治療の流れ

①診断

医師による診察・検査により診断し、患部の圧痛点を特定します。
必要に応じエコーやMRIで確認します。
必要と判断した場合、集束型体外衝撃波の説明と予約を行います。
*専任の理学療法士によるリハビリ時に実施しますので、リハビリと集束型体外衝撃波の予約を同時に行います

②治療

圧痛点の確認やエコーで照射部位を特定します。
ジェルを塗布し、治療を開始します。
低い出力の照射強度から始め、痛みの程度を伺いながら出力を上げていきます。
お声かけしながら出力を調節しますのでご安心ください。
*治療時間は概ね10分程度です

③治療効果判定とアフターケア

照射後の痛みを確認します。
集束型体外衝撃波治療と合わせて、ストレッチなどの軽いリハビリテーションを行います。
次回の予約をします。

*部位や病状によりますが、1〜2週間空けて、1クール4回程度照射します
 痛みが取れたら一旦終了となり、痛みが再発したら再度行うこともあります。
 頻回の来院が困難な場合など、月1回の照射を継続していく方法などもできますのでご相談ください。

*患部により、治療効果・期間が異なります

*平均治療効果は60〜80%と報告されています。
 当院で2024年10月以降、多くの方(変形性膝関節症、上腕骨外側上顆炎など)に治療を受けていただき、
 数回の治療で8割以上の方が、痛みが消失あるいは気にならなくなったと本治療の有効性を評価いただいています。

 

Q&A

Q 治療はどのような人に向いていますか?

A 上記適応となる疾患に当てはまり(肩や肘、膝などに慢性痛があり)、注射などの侵襲的な治療に抵抗がある方、より痛みを改善したい方、既存の治療の効果に満足できない方、なるべく早く楽になりたい方、薬(鎮痛薬)に頼りたくない方におすすめです。スポーツ選手から中高年まで、どなたでも治療を受けることができます。

Q 治療中はどのように感じますか?

A 患部(照射部位)に圧力や痛みを感じますが、照射を続けていくと徐々に痛みは軽減していきます。
 患者様の反応を確認しながら低出力から調整していきます。

Q 治療期間や治療回数はどのくらい必要ですか?

A 1クール4回前後、1〜2週間に1回を目処に実施していきます。
 2〜3回で痛みがなくなれば一旦治療終了です。
 1回の照射時間は約10分です。

Q 治療の効果はどのくらいであらわれますか?

A 早い方は初回治療後から痛みが改善し治療効果を実感します。
 痛みが消失した後は、数週間以上の効果持続を期待できます。
 治療効果には個人差がありますが、他の治療を併用することでさらに有効性・持続性がアップします。

 

料金

*2024年時点では、難治性足底腱膜炎のみ保険適応となっており、その他の疾患は保険適応外の自由診療となります。

難治性足底腱膜炎(保険適応:6か月以上保存治療しても痛みが改善しない方)

3割負担の方:15,000円
1割負担の方:5,000円
*保険適応の診察料・リハビリ料などは別途となります

その他の疾患(自由診療)

照射1回(税込):大人(19歳以上) 6,600円 小人(18歳以下) 4,400円
*保険適応の診察料・リハビリ料などは別途となります

*難治性足底筋膜炎で体外衝撃波を行う場合は保険診療時間内に予約を取ります。
それ以外の疾患についても、当院では予約診療料を採用しておりますので、保険診療時間内で行うことが可能です。

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