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いつのまにか骨折

いつのまにか骨折(日本イーライリリー)

いつのまにか骨折とは

まさか、骨折してるなんて…「いつのまにか骨折」は、特に背中が痛くなった経験がないにもかかわらず、レントゲン検査をしてみると気付かないうちに背骨が折れていた(押しつぶされるように変形している)という状態です。自分の体重さえも支えられずに、背骨がいつのまにか骨折してつぶれてしまう・・・恐ろしいですね。時に痛みがなく、気付かないことも少なくないので注意が必要です。

 実は、「いつの間にか骨折」はけっして珍しいことではありません。腰痛や足のしびれがあって整形外科を受診し、レントゲンやMRI検査などで「骨が潰れています」「背骨の圧迫骨折がありますね」などと説明すると驚かれる患者さんがいますが、ご本人も知らないうちに背骨(胸椎)や腰(腰椎)の骨が折れていた、ということは実際の診療現場ではよくあることです。

ですから、「いつのまにか骨折」が起きる前に、予防的に骨の状態をチェックすることをおすすめします。

その症状、本当に年齢のせい?

背中が曲がる、背が縮む、腰が痛いなどの症状は
骨粗しょう症による骨折のサイン!?

こんな症状、ありませんか?【注意すべき症状】

□ 最近、背中が曲がってきた
□ 背が縮んだ気がする
□ 腰や背中が痛い

こちらにチェックが入った方は、「いつのまにか骨折」かもしれません。
「歳をとったせい」と思われる方が多いですが、これらの症状は、単なる加齢のせいではないかもしれません。いくつか原因が考えられますが、大きな病気が隠れている可能性があります。
背骨の骨折で腰の痛みを感じる方もいますが、痛みを感じない場合もあるので、気づかずに過ごしている方がとても多いのです。

25歳の頃の身長と比べて4cm以上低くなっている場合は、そうではない人と比べ、骨折する危険性が2倍以上高いという報告もあります。また、介護が必要になる人の8人に1人(11.2%)が「転倒・骨折」といわれています。

骨粗しょう症は自覚症状がなく、知らないうちに進行し、転倒やくしゃみなどのわずかな衝撃でも骨折しやすく、65歳以上の女性に多いのが特徴です。

これらの症状に一つでも当てはまる方は、

早いうちに骨粗しょう症の検査を受け、ご自分の状態を把握することがとても大切です。整形外科専門医の受診をお勧め致します。

いつのまにか骨折は死亡率にも影響します

骨折が進行すると背骨が変形し、歩行困難になり内臓にも影響するなど生活の質の低下につながります。時に介護が必要になるなど健康寿命にも影響します。そして、背骨に脊椎圧迫骨折を多数認める人は、背骨に骨折がない人に比べて死亡率が高く、有意に寿命が短いことが明らかになっています。

骨粗しょう症を適切に治療しいつのまにか骨折を予防することは、生命にとっても重要なことなのです。

放置すると圧迫骨折が進行(連鎖していく)するので注意が必要!

いつのまにか骨折で怖いのは、気づかないうちに背骨が折れている状態で、異変に気付かず放置していると圧迫骨折の進行や別の新たな骨折を生じるなど、骨折の連鎖が起きて次々に新たな骨折を引き起こすことです。

一度骨折を起こした人は、元の骨粗しょう症を放っておくと、その後も繰り返し別の背骨にも骨折を起こしやすく、数年で背骨がどんどん曲がっていくことが明らかになっています。

背中が曲がったり背が縮んだりする原因

  • 背骨自体に
    原因がある場合
    • 骨粗しょう症による背骨の骨折(圧迫骨折)
    • 変形性脊椎症
    • 腰椎変性すべり症
    •  など
  • 神経に原因がある場合
    • 脊柱管狭窄症など
  • 筋肉に原因がある場合
    • 背中の筋肉の衰えにより背骨を支えきれなくなっている

骨の健康チェックをしませんか?

骨の状態は、レントゲンや骨密度測定機、採血で知ることができます。

レントゲン検査では、胸椎と腰椎を撮影し、すでに骨が折れていないかということと、骨粗鬆症に典型的な変形(魚椎様変形といいます)があるかをチェックします。

骨密度測定機では、腰椎と大腿骨の2か所の骨密度を測定することが一般的です。これは、腰椎と大腿骨で骨の状態が異なることがあるからです。

骨密度測定について

骨粗しょう症で骨折が起こるワケ

骨粗しょう症で、「いつのまにか骨折」!?

骨粗しょう症

骨粗しょう症は、骨がスカスカになり(骨の強度が低下し)骨折しやすくなる病気です。

骨の強度には「骨密度」と「骨質」の2つの要素が関係しています。「骨密度」と「骨質」を改善することで、骨折を予防することが骨粗しょう症治療の目的になります。

骨粗鬆症は予防・治療すべき疾患であり、特に痛みなどの症状のない人であっても、次の危険因子のある方は、一度は整形外科専門医の受診をお勧めします。

・頻回の骨折歴
・両親の大腿骨近位部骨折歴
・喫煙される方、アルコールをたしなむ方(ビール換算で毎日コップ3杯以上)
・ステロイドを定期に服用している、あるいは過去に3ヶ月以上の服用歴のある方
・関節リウマチ、糖尿病、甲状腺機能亢進症、45歳未満の早期閉経など、骨粗しょう症をまねく病気のある方

骨がスカスカになると、荷物を持ち上げる、尻もちをつくなどちょっとしたことで背骨がつぶれてしまいます(背骨の骨折)。

これを読んでいるあなた、「転んだりしていないし、痛みはないから大丈夫。そんな大げさな病気じゃない」と思っていませんか?

骨粗しょう症によって骨がスカスカになると、自分の体重に背骨が耐え切れなくなって、気づかないうちに背骨がつぶれて「いつのまにか骨折」してしまうことがあります。

大切な骨、どうやって造られているの?

骨は、骨吸収(破骨細胞によって古い骨細胞が壊されること)と骨形成(骨芽細胞によって新しい骨細胞が造られること)を繰り返し、徐々に新しい細胞へと生まれ変わっています。

骨吸収と骨形成の働きのバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ると、骨が脆くなり「いつのまにか骨折」などの脆弱性骨折が起こりやすくなります。

女性は60代を迎えたら、要注意!

女性は、60代から骨粗しょう症になる割合が、急激に増えていきます。

それは、骨の新陳代謝に女性ホルモンが大きくかかわっているから。
女性の骨量は閉経を迎えると減りはじめ、加齢とともに減少が進みます。
女性は誰もが骨粗しょう症になる危険性を持っているのです。

  • 65歳を過ぎると、「いつのまにか骨折」のリスクが上がります。

日本人の女性は、65歳を超すと複数の背骨の骨折を起こす頻度が上がるという研究結果があります。

  • 姿勢が悪いと思っていませんか?それは骨粗しょう症による骨折かも

その背中の曲がり、単なる猫背だと思っていませんか?それは「いつのまにか骨折」の可能性があります。60歳以上の日本人女性において、「身長低下」の自覚がある場合*では53%、「背中の曲がり」を自覚している場合では63%の患者さんに骨折がみつかっています。*4cm未満を含む

身長低下や背中の曲がりを自覚した場合の骨折保有率4)
-60歳以上の日本人女性-

  • 身長低下の自覚がある場合*4cm未満を含む

  • 背中の曲がりの自覚がある場合

  • その症状、本当に年齢のせい?

運動もして、食事もしっかり摂っているから、私はまだまだ大丈夫!と思っていても、実は気づかないうちに骨折をしている可能性があります。
閉経を迎える全ての女性にとって、骨粗しょう症とそれによる「いつのまにか骨折」はとても身近なものなのです。

日常生活に影響を及ぼす「いつのまにか骨折」!?

背骨(椎体)の骨折は、痛みを感じないことも多いのですが、次のような症状が起こることもあります。 これらの症状は、肉体的・精神的な負担となり、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

  • 痛み

骨折そのものや、背骨の変形による筋肉への負担が原因で、腰や背中が痛むことがあります。

  • 背中が曲がる

背骨が圧迫骨折することで変形し、背中が曲がっていきます。

  • 身長の低下

2cm以上の身長低下は背骨が骨折している可能性が考えられます。

参考:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年版

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