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運動器エコー(超音波)検査について

Echography in a clinic

レントゲンで異常がありませんから様子をみましょう、と言われたことはありませんか?

レントゲンは非常に有用な機器で、多くの骨折や骨の変形の判定に非常に有用です。
しかし実際には骨以外に病変がある場合もとても多いのです。

たとえば、肩の痛みの代表である肩関節周囲炎(五十肩)という病気は、骨に異常があることは少なく、腱板(肩の腱)や上腕二頭筋長頭腱(肘を曲げる筋肉の腱)に損傷や炎症が起こります。
腱板はレントゲンでは写りませんが、エコーでは腱板の断裂の程度や石灰の沈着、炎症を瞬時に判断することができます。
エコーを使用すると、肩峰下滑液包という、数㎜しかない隙間にも正確に注射をすることが可能です。
また筋肉の動きなどをリアルタイムに動的に観察でき、患者さまと一緒にモニターを見ながら説明ができるので、患者さまの満足度が高くなる印象があります。
当院では、コニカミノルタ社製「スナイブルyb」を使用しております。

 

肩こり

僧帽筋と肩甲挙筋の筋肉の間にある筋膜の固さ、あるいは副神経などの癒着などは肩こりの原因になりやすいといわれています。
そこに局所麻酔剤を生理食塩水で薄めた注射をエコーガイド下で行い、肩こりの改善を目指します。

▽エコーガイド下 僧帽筋・肩甲挙筋間ハイドロリリースの動画です

 
肩こり  詳しくはこちら
 

肩関節周囲炎(五十肩)

肩には肩峰下滑液包という小さな関節の袋があります。
ここが炎症を起こすと、肩を挙げたり、エプロンの紐を結ぶ動作などのときに痛みを生じます。
薄い関節の袋なので、エコーを使用して、正確に注入を行うようにしています。

肩関節周囲炎  詳しくはこちら
 
他にも肩周囲の痛みの原因として、石灰沈着性腱板炎、腱板断裂、肩甲上神経、烏口上腕靭帯、投球障害、腋窩神経(四辺形間隙)などがあります。
石灰沈着性腱板炎ではエコーガイド下に石灰の吸引除去、ステロイド剤注入などを行います。
腱板断裂はレントゲンでは腱板が描出されないため、エコーで診断し、必要に応じて注射を行います。
肩甲上神経や腋窩神経の癒着、烏口上腕靭帯や腱板を構成する筋肉の固さが原因の痛みに対しては、エコーガイド下でハイドロリリースを行います。
投球障害や肩関節周囲炎で肩後方の痛みがある方においては、エコーガイド下で四辺形間隙(QLS)へ注射を行います。
 

関節リウマチ

関節リウマチは、関節が破壊される疾患ですが、初期はX線検査ではわかりにくいことが多いため、エコーを使って滑膜炎(組織の炎症)の診断をします。

関節リウマチ 詳しくはこちら
 

痛風性関節炎

痛風の関節痛は、【風が吹いても痛い】といわれるくらい痛いのが特徴です。
特に多いのが、足の親指付け根です。投薬のみで治療することも可能ですが、痛みが強く注射をする場合は非常に狭い場所なので、エコーで正確に注射部位を同定するようにしています。

 

腰・股関節

単純性股関節炎

  1. 小児期に多い疾患です。原因は不明ですが、関節に水がたまり、1週間程度で自然に軽快します。レントゲンでは水腫まではわかりにくいこともあり、エコーが診断に役立ちます。

仙腸関節障害

  1. 原因不明の腰痛と診断されることが多い疾患です。レントゲンでは異常がないことが多いです。
  2. エコーガイド下で注射を行うと直後から症状が改善することが多く、診断にもつながります。
仙腸関節障害 詳しくはこちら
 
 

変形性膝関節症

  1. 膝の軟骨の摩耗が起こる疾患です
  2. 初期には、X線検査でも摩耗がわかりにくくてもエコーでは分かることが多いです
  3. 主にヒアルロン酸注射を行いますが、初期の方が効果が出やすいです。
  4. 膝の注射は、関節外に注射が漏れたり、関節の中にある滑膜にヒアルロン酸が入ると注射時の痛みが強いので、エコーで正確に注射するように心がけています。
変形性膝関節症 詳しくはこちら
 

足関節捻挫

足関節捻挫は靭帯の損傷の程度に応じて、重症度に応じて3段階あります。
靭帯は、X線検査では映らないので、エコー検査が必須です。

Ⅰ度:靱帯にちいさな損傷がある程度です。数⽇でスポーツへの復帰が可能な状態です。

Ⅱ度:靱帯に部分断裂が起きている。腫れや圧痛がある状態で、スポーツの復帰には2週間以上要します。靭帯に負担をかけないよう、テーピングや装具による固定が必要となります。

Ⅲ度:靱帯が完全に断裂している状態で、手術が必要な場合もあります。

足関節捻挫 詳しくはこちら
 

痛みを軽減する工夫

当院では、できるだけ細い針を使用して、皮膚に刺すときの痛みをゼロに近づけるよう軽減する工夫をしています。
また、必要があればエコーを見ながら正確な部位に注射することで、必要のない部位に注射することなく十分な効果を得られるよう心掛けております。

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