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整形外科のクスリ

整形外科でよく処方される薬についてご紹介いたします。
近年は新しい治療薬が次々に開発され、ジェネリック医薬品も増えてきています。
「処方される薬が多いから覚えられない」という声をよく耳にしますが、ご自身が内服されているお薬についてご理解いただくのはとても大事なことです。何の疾患の、どのような症状を改善するために処方されているのか、
ぜひご確認をお願いいたします。

薬は必ずしも万人に効くわけではなく、同じ薬でも向いている方と向いていない方がいます。服用の前には、医師・薬剤師に相談することが大事です。※副作用等についてはスペースの関係で記載しておりませんので、各自ご確認をお願いいたします。

受診の際は、必ず現在と過去の内服薬が記録されているお薬手帳を持参してください。

※商品名(一般名)と記載しております。ジェネリック医薬品は一般名をそのまま商品名としているものが多いです。
※同じ成分の薬を多くの製薬会社が製造販売していますので、薬の画像は一例です。

骨粗しょう症の薬はこちら

痛風・高尿酸血症の薬はこちら

漢方薬はこちら

 

NSAIDs(非ステロイド系消炎鎮痛薬)

NSAIDsは鎮痛薬として最も用いられている薬です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化管出血の副作用、また、腎機能を低下させたり、心筋梗塞や心不全などの病気を悪化させることもあります。医師と相談して内服してください。

セレコックス®錠100mg(セレコキシブ)

COX-2選択的阻害薬と呼ばれ、炎症反応にかかわる特定のシクロオキシゲナーゼ(COX-2)を選択的に強く阻害し、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの合成を抑えることにより、消炎・鎮痛作用を示し、炎症や痛みを和らげます。
COX-1への影響が少ないため、他のNSAIDsに比べ、胃腸障害の副作用が少ないと考えられます。ただ、注意が必要なことに変わりなく、胃潰瘍や胃出血など重い胃腸障害を起こす危険性がまったくないとは言えません。

通常、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎の治療とその症状の消炎・鎮痛や手術後、外傷後、抜歯後の消炎・鎮痛に用いられます。

変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎:通常、成人は1回1錠(100mg)を1日2回、朝・夕食後に服用します。
関節リウマチ:通常、成人は1回1〜2錠(100〜200mg)を1日2回、朝・夕食後に服用します。
手術後、外傷後、抜歯後:通常、成人は初回のみ4錠(400mg)、2回目以降は1回2錠(200mg)として1日2回服用します。服用間隔は6時間以上あけてください。
頓用の場合は初回のみ4錠(400mg)、必要に応じて2回目以降は1回2錠(200mg)を6時間以上あけて服用します。ただし、1日の服用は2回までです。

※妊娠中の方にもセレコックスは処方されますが、マウスの実験で胎児に副作用が報告されているため、妊娠後期の方には処方しません。発熱や頭痛、歯痛など、どうしても痛みを抑えたいというときに、妊娠後期でなければセレコックスを処方することがあります。

ロキソニン®(ロキソプロフェン)

ボルタレン®錠・サポ(ジクロフェナク)
ハイペン®(エドトラク)
ソレトン®・ペオン®(ザルトプロフェン)

 

解熱鎮痛剤

カロナール®アセトアミノフェン)

作用のおだやかな解熱鎮痛薬です。皮膚の血管を広げて熱を放散させる作用や、脳の痛みの感受性を低下させる作用があります。ただし、対症療法薬ですので、熱や痛みの原因そのものを治すことはできません。
発熱時のほか、頭痛や歯痛、生理痛などに広く適用します。腰痛や関節症にはやや多めの量が用いられます。また坐薬は、子供や赤ちゃんの解熱によく処方されています。炎症(腫れ)をとる作用は弱いので、関節リウマチなど強い炎症をともなう痛みには向きません。

実績のある安全性の高い解熱鎮痛薬です。NSAIDsと呼ばれる一般的な鎮痛薬とは作用機序が違います。シクロオキシゲナーゼの阻害作用がほとんどなく、胃酸から胃壁を守るプロスタグランジンにほとんど影響を与えないため、NSAIDsに比べ消化管出血の副作用が少なく長期の使用も比較的安全です。海外では各種疼痛の基本薬として広く用いられています。炎症をともなう激しい痛みには不向きかもしれませんが、軽度から中等度の広範な痛みに適用可能です。開発が古く、安価なのも利点です。2010年に変形性関節症の効能が追加され、1回1000mg、1日総量4000mgを限度とする用量拡大についても承認されました。多めに用いることで鎮痛効果の増強が見込めますので、整形外科領域をふくめ、鎮痛薬として処方される機会も増えてきています。

中枢神経に働きかけて解熱鎮痛効果を発揮します。また、体温調節中枢に直接作用して熱放散を増大させて熱を下げます。
通常、頭痛、腰痛、歯痛、変形性関節症などの鎮痛、急性上気道炎、小児科領域の解熱・鎮痛などに用いられます。

頭痛、腰痛、歯痛、変形性関節症などの鎮痛:通常、成人は1回1.5〜5錠(300〜1,000mg)を服用し、服用間隔は4〜6時間以上とします。1日総量として20錠(4,000mg)を限度とされます。空腹時の服用は避けてください。
急性上気道炎
:通常、成人は1回1.5〜2.5錠(300〜500mg)を頓用します。原則として1日2回まで、1日最大7.5錠(1,500mg)を限度とされます。空腹時の服用は避けてください。
小児科領域における解熱・鎮痛
:通常、幼児および小児は1回体重1kgあたり主成分として10〜15mgを服用し、服用間隔は4〜6時間以上とします。1日総量として60mg/kgを限度とされます。ただし、成人用量(1回最大用量は主成分として500mg、1日最大用量は1,500mg)を超えることはありません。空腹時の服用は避けてください。

※市販のカゼ薬や解熱鎮痛薬の多くにアセトアミノフェンが配合されています。この薬と重複することになりますので、これらとの併用は避けてください。

※肝障害の副作用があるため、変形性関節症など慢性疾患の治療のために1500mg/日を超えるような高用量を長期服用する場合は、定期的に肝機能検査を行いましょう。

※カロナールは比較的副作用が少ない薬なので、子供や妊婦にも処方されます。
 また穏やかや効果の鎮痛剤で、高齢者の痛みにも投与されます。

 

筋緊張改善剤

ミオナール®(エペリゾン)
テルネリン®(チザニジン)

 

弱オピオイド製剤

ワントラム®(トラマドール)
トラマール®(トラマドール)
トラムセット®・トアラセット(トラマドールとアセトアミノフェンの合剤)

 

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

サインバルタ®(デュロキセチン)


中枢神経系の痛みを抑制する経路に作用し、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、痛みを和らげます。
通常、慢性腰痛症、変形性関節症にともなう疼痛、線維筋痛症、糖尿病性神経障害の治療に用いられます。

慢性腰痛症、変形性関節症、線維筋痛症にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後に20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に1日40mgに増量し、さらに40mgを1週間以上服用継続した後に1日60mgに増量します。
必ず指示された服用方法に従ってください。

飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。

糖尿病性神経障害にともなう疼痛:通常、成人は1日1回朝食後に20mgから服用を開始し、1週間以上服用継続した後に、1日40mgに増量されます。症状により、40mgを1週間以上服用継続した後に効果不十分の場合は、1日60mgまで増量されることがあります。

眠気、めまいなどが起こることがありますので、自動車の運転や危険をともなう機械を操作する際は十分注意してください。また、これらの症状を自覚した場合は、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。

腎障害、閉塞隅角緑内障がある方は、基本的には内服しないほうがよいです。

サインバルタのパンフレット

 

神経障害性疼痛治療剤

リリカ®(プレガバリン)
タリージェ®(ミロガバリン)

 

末梢性神経障害治療剤

メチコバール®(メコバラミン)

 

経口プロスタグランジンE1誘導体製剤

オパルモン®・プロレナール®(リマプロストアルファデクス)

 

経口プロスタサイクリン(PGI2)誘導体製剤

ドルナー®・プロサイリン®(ベラプロスト)

 

ビタミンE製剤

ユベラ®・ユベラN®(トコフェロール酢酸エステル)

 

5-HT2 拮抗剤

アンプラーグ®(サルポグレラート)

 

ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液含有製剤

ノイロトロピン®

 

経口抗生物質製剤

ケフラール®
フロモックス®
メイアクト®
ケフレックス®

 

外用剤(経皮吸収型鎮痛消炎剤)

モーラステープ®・モーラスパップXR®(ケトプロフェン)

ロコアテープ®(エスフルルビプロフェン)
ロキソニンテープ®・ロキソニンパップ®(ロキソプロフェン)
セルタッチ®テープ・パップ(フェルビナク)
ゼポラス®テープ・パップ(フルルビプロフェン)
ボルタレン®テープ(ジクロフェナク)
ラクティオンパップ®(インドメタシン)
スミル®スチック・テープ(フェルビナク)
ナパゲルンローション®(フェルビナク)
インテバン®クリーム・外用液(インドメタシン)

 

皮膚軟化剤

スピール膏®(サリチル酸)

スピール膏は、サリチル酸の角質軟化溶解作用を利用した角質剥離剤です。厚く硬くなった皮ふをやわらかくし、うおの目、たこ、いぼの角質を取り去ります。また、付属の保護用パッドにより患部を守り、外部からの刺激による痛みをやわらげます。市販でも購入できますが、その場合は保険適用外となります。

効能・効果
うおの目、たこ、いぼ

用法・用量
本品を患部より少し小さめに切って貼り、ズレないように固定用テープでしっかりとめ、2~5日毎に新しい薬剤と交換してください。

 

血行促進・皮膚保湿剤

ヒルドイド®ソフト軟膏・ローション(ヘパリン類似物質)

ヘパリン類似物質とは、医療用医薬品の皮膚保湿剤です。保湿のほか抗炎症・血行促進作用があり、乾燥やアトピーによる皮膚疾患や肌荒れ治療などに使用します。

最近ではその保湿力の高さから一般的な需要が高まり、保険適用外ではありますが市販でも購入できるようになりました。香料などの刺激となる成分がほとんど入っておらず、乾燥によるお肌のザラつきやかゆみ、皮むけでお悩みの方にもお使いいただけます。

効能・効果 
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

用法及び用量
通常、1日1〜数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。

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